前回(相対性理論について普通の人の3倍詳しくなる話)までで
【特殊相対性理論】とは
1.「光速度不変の原理」光の速さは常に変わらない
2.「特殊相対性原理」電磁気の法則は、止まっている物体でも、等速直線運動している物体でも変わらない
の2つの原理を元に導かれる理論だというお話をしました。
物理の教科書ならば、ここで方程式を書いたりするわけですが、
おそらくこれを読んでいる方の99%は、方程式に興味などないと思いますので、相対論が示すこの世界の予想について見ていきましょう。
※式の導出までやりたい人は、そういう教科書などを読んでみてください。
理系学生なら、大学2,3年で学ぶ内容なので、そこまで難しくはないです。
まず最初は、物理学でもっとも有名な式といわれる
E=mc2
について、その意味を考えていきます。
相対性理論から導かれるこの式は、シンプルながら奥深い意味を持ちます。